牛の匠物語
牛の匠物語 その9 「薩摩久保「和牛」のおいしさを今に!」
魚や鶏の肉は古くから食べられていましたが、町民文化が花開いた江戸時代後期には、イノシシ肉の鍋料理やシカなどの肉も楽しまれるようになりました。
しかし、牛は農作業の大切な労働力として、とても大事に飼育されてきましたので、食料としての牛肉にスポットが当てられるようになったのは江戸時代も後期のころになってからといわれています。
●牛肉を文明開花が後押し
- 2023.11.13
- 16:46
牛の匠物語 その8 「薩摩久保の情熱」動画
※焼肉店のオーダー用タブレットでもご覧になれます。
- 2023.09.07
- 15:56
- コメント (0)
牛の匠物語 その7 「美味しさのために!薩摩久保のあくなき挑戦」
●美味しさのために、一つひとつの処理工程流通体制にも妥協しません
●ここが違う「薩摩の久保」のポイント3点
- 2023.08.24
- 17:56
- コメント (0)
牛の匠物語 その6 「お肉だけじゃない、薩摩の久保のこだわり」
お肉だけじゃない、薩摩の久保のこだわり
薩摩の久保が提供する「情熱牛」は、薩摩の農家さん5人とともに、こだわりつくして生産した逸品です。
年間出荷の8割以上が5等級、4等級の最上級肉で、これぞ和牛の中の和牛と誇れる味わい。一度口にしたら忘れられないとろけるような食感と甘み、食べ終えた後の余韻には誰もが唸る最高峰の和牛です。
その深い味わいをさらに引き立てるのが薩摩の久保の「名脇役」たち。
今回は薩摩の久保の食肉以外のさまざまな「こだわり」をご紹介します。
●うれしい美味しさ、こだわりのサイドメニューたち
そのひとつが、国産国消にこだわって現地買い付けしている熊本と鹿児島の「焼酎」です。どれも大山自身が生産地に出向いて吟味を重ね、納得した味ばかり。
米も野菜も卵もきちんと目利きした品を仕入れています。今ではどの生産者さんたちも薩摩の久保ワールドの仲間として、良い酒、美味い品の提供に一役買っていただいています。
①高田酒造
③菊ちゃんちのたまご
薩摩の久保の営みのすべてには一言では語れない物語があります。その物語を紡いでいるのは、生産者さんや従業員、お客さまとともに築き上げてきたさまざまな歴史、育まれた信頼関係、絆。どれが欠けても、薩摩の久保は存在しなかったと考えています。
最高級の和牛のとろける食感と甘み、食べ終えた後の余韻が大きな特徴の「情熱牛」はもちろんですが、お酒や卵、野菜や米など、関わるすべての物にこだわるからこそ、生産者の顔が見えてくる、喜んでいただけるお客さまの顔が見えてくる、それを見て従業員は責任や喜びを感じます。関わる人すべてが、喜びや感謝で心を動かしたとき、物語が生まれます。
これからも皆さまとの出会いを大切に、一つひとつの物語、心の繋がりを大切にし、新しい薩摩の久保のページを「嬉しい、美味しい、また行きたい」という幸せな言葉で埋め尽くしたいと考えています。
関西圏のお近くの方はもちろん、遠方の方で大阪へ来られたときには、ぜひ「薩摩の久保」へお寄りください。またお立ち寄りが難しい方には、オンライン通販で「情熱牛」を全国へお届けしています。こちらも大好評をいただいております。
さあ、薩摩の久保のこだわりを体験するのは、きっとあなたです!
- 2023.06.29
- 16:50
- コメント (2)
牛の匠物語 その5 和牛」と「国産牛」っての違うの?
これぞ和牛の中の和牛 薩摩の久保「情熱牛」
普段なにげなくスーパーや精肉店で購入している牛肉ですが、商品のラベルに「国産」と「和牛」があり、どう違うのか疑問に思ったことはありませんか。「和牛」と「国産牛」? どちらも和牛であり国産ですから表記がややこしいですよね。そこで「牛の匠」第五話では、「国産牛」と「和牛」の違いを正確にご紹介します。
価格が比較的安価なこともあり、「輸入牛」は日本で消費される牛肉の約60%にもなります。そのうちアメリカ産の牛が約30%、オーストラリア産牛が約60%を占めています。
やや肉質は固めで、 脂肪分が少なく、赤身が多いのが特徴です。一昔前までは、臭いがあると敬遠されがちでしたが、最近は飼料も改善されて独特の臭いも気にならなくなったように思います。
「和牛」は、飼育地が日本である「国産牛」とは異なり、牛の【品種】を指して「和牛」と呼びます。つまり「和牛」とは、【日本の在来種】をもとに飼育された食肉専用の牛のことです。
この「和牛」と呼ばれる品種は「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」の4種類のみで、他の品種の牛は「和牛」と表示することはできません。
同じ黒毛和種でありながら、飼育地や飼育方法や飼料などが違うので、結果的には異なる特徴を持った「和牛」となっているのです。
「和牛」は、1950年代から食肉用として注目され、長い年月をかけて餌や飼育方法に改良に改良を重ねた結果、世界最高品質ともいわれる完成度の高い牛肉ができているのです。
最高級の「和牛」を育てるには 、ストレスのない環境で美味しくて栄養バランスに富んだ餌を与えることが大事です。
美味しさのもうひとつの秘訣は、牛の血統にあります。何代もの 血統について日々研究を行ないながら、薩摩の地で古くから飼われてきた在来種を改良。そして、完成度を高める努力と手間隙を惜しまない生産者の努力が、そこには息づいています。
「鹿児島黒牛」は、きめ細かく柔らかい肉質と不飽和脂肪酸と呼ばれる融点の低い霜降りが織りなすとろけるような食感と、繊細ながらもしっかりとした肉と脂の旨みが特徴の和牛です。
●これぞ和牛の中の和牛「情熱牛」
これぞまさに牛肉中の牛肉。今まで食べたこともない、牛肉の王者と言っても過言ではありません。その証しとして、日本一の鹿児島県のなかで、栄誉ある「南九州枝肉共励会」でのグランドチャンピオンに、8回も輝いています。
一度口にしたら忘れられない、誰もがその美味しさに唸る「情熱牛」を、あなたも味わってみませんか?
- 2023.06.09
- 15:52
- コメント (3)
牛の匠物語 その4 知ってますか?お肉の部位の名前
薩摩の久保は「情熱牛」を一頭買い
牛の枝肉から内臓まで一切の無駄なくお届けするために、最上級ランクの肉もホルモンも同様に手間ひまをかけて丹念に処理して、牛が持つ能力を最大限に引き出しています。
妥協のない徹底した処理工程から生み出される「情熱牛」。特にその焼肉は最高に美味しいと評判で、多くの食通を唸らせています。
そんな焼肉の部位について、皆さんはどれくらいご存知でしょうか。
今回は、薩摩の久保2階焼肉店でご提供している肉の部位について、ご紹介します。
知っているようではっきりとはわからない肉の部位。知れば焼肉の集いがもっと楽しくなりそうですね。
- 2023.05.03
- 12:37
- コメント (0)
牛の匠物語 その3 鹿児島県阿久根市の大自然で育つ「情熱牛」
「情熱牛」美味しさのもうひとつの理由。
「アク」とは魚や漁業の意味で「ネ」は岩礁を表しており古来から漁港として栄えてきたことがわかります。
平安時代には「英祢院(あくねいん)」と呼ばれる荘園で、1451年には島津用人によって現在の名前の「阿久根」と称されました。
南北約40キロの東シナ海に面する阿久根市。海は時間とともに刻々と色を変え、降り注ぐ陽光が海面を照らし、さざなみが光を無数の宝石のように輝かせています。
ひとたび山に目を転じると、田園風景が山の麓に広がり、人々の暮らしの営みが静かで豊かな物語を紡いでいます。
そんな穏やかな田園風景の中に「情熱牛」を育てる野崎、柳田、八重尾、石澤、山崎らの生産農家があります。
心まで洗われるような澄んだ空気のもと、ゆるゆると呼吸をして生産者らが用意した美味しい草を食べて、小鳥のさえずりを聴きながらノンストレスで育つのが情熱牛です。
柳田畜産は、阿久根から少し離れた垂水市にあります。広々とした敷地のなかでのびのびとと育つ牛たち。牛舎からは鹿児島県のシンボルである桜島が見え、雄大な景色に心を奪われます。
八重尾畜産は公道から少し入った自然に囲まれた場所にあります。牛舎は広く、生まれたての仔牛の部屋、ヤンチャ盛りの仔牛の部屋もあり、元気に育っています。いつのまにか入り込んだ猫が産んだ子猫たちがそこらじゅうを走り回って、笑顔と活気に満ちた毎日です。
石澤畜産は、島津藩の馬の世話をしていたご先祖が切り開いた小高い山上のあります。木々に囲まれた広い敷地内には四季折々に花が咲き、のどかで優しい風景が広がっています。「ここが一番安全」と知っているのか、ときおり偶然柵を抜出た牛たちは、どこにもいかず柵のそばでじっとしているそうです。
山崎畜産は、緑深い山の麓にあります。周辺の畑で収穫した牧草を牛舎の2階にぎっしりと積み込み、牛たちの様子を見ながら、他の飼料とともに適切な配合をして食べさせています。ときどきカラスのお客さんも牛を見にきたりして、のんびりとした牛舎の雰囲気が印象的です。
どの農場も個性があり、牛たちにとっては快適な環境です。それにも増して、情熱牛を育てている生産者の牛に対する愛情の深さには驚かされます。
この海あり、山あり、歴史もある、魅力的な阿久根市で生まれ育った生産者さんは、皆さん優しく、純朴で、穏やかです。
そして「よい牛を育てたい」という気持ちを強く持っています。だからこそ、どこにも負けない「情熱牛」を生産することができるのだと、改めて感じます。
これからも薩摩の久保は、彼らとともにお客様に喜んでいただける最高級の牛肉を提供してまいります。
- 2023.03.24
- 14:56
牛の匠物語 その2 薩摩の久保」で働くということ。
●あまりのレベルの高さに驚いた入社当時
食肉業界で長年経験を積んだ私が「薩摩の久保」に来た時のことは、今もはっきり覚えています。
自分を変えるには、ギリギリの年齢での転職でした。社長には、肉のこと以外にも生きるために大切な考え、姿勢をことごとく教えてもらいました。家族や他人に対する気持ちもそうですし、生き方もそうですし、自分の全てが変わった感じです。
- 2023.03.24
- 14:55
牛の匠物語 その1 「和牛のサシ(霜降り)は健康にも安心!」
- 2023.01.20
- 12:23